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「ネズミが出るゲストハウスには参りました」2万円以下でタイ9日間を過ごした男 | ニコニコニュース

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「ネズミが出るゲストハウスには参りました」2万円以下でタイ9日間を過ごした男 | ニコニコニュース

 旅行中の失敗エピソードの1つや2つは誰にでもあるもの。筆者は以前、空港の保安検査場のトレイにノートパソコンを置き忘れたまま出国。乗り継ぎ先のモスクワでそのことに気づくという失態をやらかしたことがある。今なら笑って話せるが、当時は渡航先で書かなきゃいけない原稿もあったので本当に焦ったものだ。

「私も2年前のことなんですが、夏休みを利用してタイを訪れた際、“ある事”を忘れてしまったせいで旅の予定が大きく狂ってしまったんです」

◆財布には5000円しか使えないデビットカードと現金1万4000円

 そう語るのは、このときの旅行が初めての海外だったという会社員の寺山裕さん(仮名・24歳)。一体、何があったのだろうか?

「大学4年生の夏、すでに内定も頂いていたので海外旅行に出たんですけど、出国前に銀行ATMからお金を下ろすのを忘れてしまったんです」

 ありがちな話だが、それだけならクレジットカードを使えば問題ないはず。しかし、当時は学生だったこともあり、デビッドカードしか持っていなかったという。

「このときデビッド用の口座には、預金用と別にしていたので5000円ほどしか入ってなくて、財布に入っていた1万4000円の現金と合わせて使えるのは1万9000円。滞在は9日間の予定でしたがホテルは到着した日の分しか予約してなかったため、宿代もこの中から払わなければいけませんでした。想定していなかった貧乏旅行をせざるを得なくなり、『どんな無理ゲーだよ』って憂鬱な気持ちでいっぱいでした」

 タイは日本より物価が安いとはいえ、寺山さんが1日で使えるお金は約2100円。2日目以降の宿代を考えると、節約しなければ途中でお金を使い切ってしまう可能性もある。

「空港からバンコク市内の移動もタクシーではなく50バーツ(約175円)のエアポートバスを利用しました。ホテルチェックインした後は、ゲストハウスを予約できる旅行サイトで、翌日からの宿を検索。幸い1泊500円以下で宿がいくつもあり、とりあえず2泊分予約しました。思っていた以上に宿代が安かったので本当に助かりました」

◆異臭が漂い、ネズミが出るゲストハウスに絶句

 ただし、予約していたのはゲストハウスでも特に宿泊料の安いドミトリーと呼ばれる2段ベッドがいくつも並ぶ大部屋。シーツには目立つ汚れが何か所もあり、部屋中には汗と芳香剤が混ざったような何ともいえない臭いが漂っていたとか。

「値段相応なのかもしれませんが、普段だったら絶対に泊まらなかったでしょうね。一番キツかったのは、廊下を走っているネズミを見かけたとき。さすがにあれは言葉を失いました(苦笑)。それで違うゲストハウスのドミトリーに移ったのですが、そこはほぼ同じ宿泊料なのに毎日シーツを交換してくれたので延泊して最終日まで滞在していました」

 食事も最初は屋台の料理に抵抗があったそうだが、予算的にレストランを利用できる余裕は当然ない。仕方なく飛んでくるハエを手で払いながら食べていたそうだ。

「それでも料理はどれも美味しかったですね。滞在中はグリーンカレートムヤンクンをはじめ、パッタイ(※タイ風焼きそば)にクイティアオ(※ベトナムフォーのような麺料理)、カオマンガイ(※ご飯の上に茹で鶏が乗ったもの。シンガポールの「海南チキンライス」とほぼ同じ)など現地の名物料理はひと通り食べました。値段も屋台だったせいか1品あたり30~70バーツ(約105円~245円)と懐に優しい価格で、毎日ではないですがビールを飲むこともできました」

◆入場料が高すぎて有名な涅槃像は見ることができず

 また、観光もそれなりにできたそうで、一度は諦めていたバンコクの北およそ80キロの場所にある世界遺産アユタヤ遺跡も見学。

「調べたら電車でも3等車なら運賃は片道15バーツ(約52.5円)、遺跡の入場料も50バーツ(約175円)だったからこれなら行けそうだなって。涅槃像で有名なバンコクのワット・プラケオは入場料が500バーツ(約1750円)と高すぎて断念したので、アユタヤを観て回ることができてよかったです」

 帰国前夜の段階で残金は約3000円。高額なものは無理だったが、お土産を買うこともできたという。

「最初はどうしようと内心焦っていましたし、食事や宿、交通手段のグレードは当初予定していたものより低くなってしまいましたが意外と満喫できたと思います。でも、やっぱり今度は高級ホテルリゾートホテルに泊まって、お金のことを気にせずに優雅な旅がしたいですね(笑)

 本人にとっては予想外の貧乏旅行だったが、こういった旅も案外悪くなさそうだ。<TEXT/トシタカマサ>

【トシタカマサ】
ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。

―[シリーズ・夏の悲惨な思い出]―

(出典 news.nicovideo.jp)


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